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黄色いお帽子

残暑お見舞い申し上げます。


私自分自身に 前回記事の

ジェレミエルの左回転クルクルおまじないを
していましたら

もうとうに忘れていた小学校時代の

こんな不思議な出来事を 

心のアルバムの中から思い出しました。



私が小学校1年生か2年生の低学年の頃~


小学校までの通学路は
 
田畑の土 草の自然薫り豊かな郊外を

20分ほどの距離を徒歩で

赤いランドセルに 黄色いお帽子スタイルで

ご近所のお友達と通っていました。



通学路の途中に 砂利道の民家を通り抜けます。


民家の角地には 

瓦屋根の小さな一軒家に

ご高齢のおじいさんが住んでおりました。


小学低学年当時の 

そのおじいさんの私の印象は

白髪で 皴しわで か細く 杖が必要そうな 

子供から見た典型的な 
日本昔話に登場するような 

おじいさんの印象でした。


そのおじいさんは 

時折 玄関前にお立ちになられて

通学中の子供達を 笑顔で見つめながら
 
いってらっしゃい。 お帰り。元気にね。

と 何気ない言葉をかけられます。


その角地のおじいさんは 

「少し風変りなおじいさん」

と ご近所や学校側でも

風の便りが届いていまして


「知らない人には ついていってはいけませんよ」

の延長で 大人達 先生達には

「風変りな角地のおじいさんに 声をかけられても
応じてはいけませんよ」

と 子供達に言い聞かせられていました。


私も通学時 おじいさんが子供達に話しかけたり
笑いかける光景を横目で見ながら

ちょっと変わっているけれど

特に危険信号は感じなく

お一人でお寂しいのかな??
程度に思っていました。

ある登下校のお友達と帰宅中に 

角地のおじいさんと 目がパチっと合い

「おいで おいで」 

の手招きをされました。


お友達は 「美梨子ちゃん早く急ごうよ~」

と早く通り過ぎようと私を促しましたが

その時の私はなぜか本能的に避けるのではなく


おじいさんの元へと 
スーッと足が向いていきました。


毎日 通学路でおじいさんの家の前を通りますので

おじいさんの家の小さなお庭の木々 草花が

おじいさんからとても愛されてお世話をされており

何より沢山の妖精さんが

蝶のようにキラキラと舞っているのを

通学中の行き帰りにワクワク目にしていました。


妖精さんは 

私達人間より警戒心 危機察知は大変強く
純粋で平和な場所を好みますので

妖精さんが棲み処にしている 
おじいさんの宅なので

子供ながらに おじいさんは風変りだけれども
悪いお人ではないと感じたのかもしれません。


お友達も そんな私に恐る恐るついてきました。


手招きのおじいさんは

私達が 来てくれたことに大喜びし

玄関先のお庭の置石を指を差し

「お嬢ちゃん達。この石を持ち上げてごらん。」


60センチほどの置石だったでしょうか。


大きく重そうな石に見えたので

赤いランドセルを降ろして

まずは私から 置石を よっこいしょ!

と 持ち上げてみました。


印象通り ピクリとも動じず

角度 体勢を変えて何度も 何度も

よいしょっ! よいしょっ! 
とトライしましたが

一ミリも重くて動きませんでした。

(まだ羞恥をそれほど知らない年頃ですので

きっと何回目かのトライでは
がに股になって奮起していたと思います)


次はお友達の番です。

お友達も むろん重くて一ミリも
動かすことができませんでした。


その様子を 
あたたかく見守っていたおじいさんは


「お嬢ちゃん。黄色いお帽子を少し貸してごらん」


おじいさんに 黄色いお帽子を手渡しましたら

おじいさんは目を閉じ

何やら黄色いお帽子に 手を数十秒当てました。


その不思議なご様子をお友達と

ジーっと呆然としながら

静かに見つめておりますと


おじいさんは 

「はい完了! お帽子をかぶって

またその石を持ち上げてごらん」


おじいさんの言う通り 
黄色いお帽子をかぶり直して

再トライしますと 

一瞬で重たい置石が 軽く持ち上げられたのでした。

お友達も同じくです。



あれだけ重くてピクリともしなかった石が

すんなりと 軽く持ち上げられたので
お友達と目をパチクリと合わせ 拍子抜けです。



その不思議な驚きに 

黄色いお帽子を外してトライしますと
やはり重くて持ち上げられません。

また黄色いお帽子をかぶりますと

簡単に楽に持ち上がります。


風変りなおじいさんは
魔法使いのおじいさんだったんだ~!⁀⁀と

まだ柔軟に夢見る低学年の私達は大はしゃぎです。


見送りの時の おじいさんの最後の言葉が

今でも心に響き渡っています。


「お嬢ちゃんが いつかお嫁にいって

赤ちゃんを産む時がきたら

出産の時は 
この黄色いお帽子を近くにおいてなさい

そうすると楽に生まれるお守りになるよ」

物心ついた頃から  

一般的には目に見えないと言われている
天使や光 自然界の精霊 

お人を取り囲むオーラのご様子 

普通では聴こえない天のお告げのようなもの 

時にはお化け屋敷のような物の怪住人さんまで

(今は天使のおかげで
お化け屋敷さんとは無縁となりましたが)

垣間見ていた私は


おじいさんがなされた

目に見えないエネルギーの力 不思議な神秘な力を

目の前の現実にありありと体感させられ

まだランドセルに担がれるほどの幼い私は

大きな感動と衝撃を受けたのでしょう。


大人になったらおじいさんのように

目に見えないものが 

自分だけが視えても 聞こえても 感じても
それだけでは 何のお人のためにはならないから

大人になったらおじいさんのように
目に見えない不思議な神秘なものが

 
お人のために活かせれる大人になりたいなぁ

目に見えない光のお守りを

みんなにお配りしたいなぁ


と 子供ながらに私の魂の深窓に

誓願に近いものが宿ったのを感じました。


もちろん幼い子供の事ですので

そのような大それた誓願は家に帰ると
一瞬で忘れます。


おじいさんが黄色いお帽子に

注いでくれたエネルギーは

大宇宙・生命エネルギーの光だったことを

今なら分かります。



現在の私は

天・宇宙の光 森羅万象エネルギー 

永遠に普遍な神秘な真理

光のお導き 目に見えないお守りを

現実に架け橋することを 
お仕事とさせていただいておりますので


そういえば子供の時に無意識に放った祈り通りな
今の自分の立ち位置に~

おかしな笑みがあふれました。


光の輪廻は

本来の魂の光の立ち位置~

ご自分らしい幸福な立ち位置

ご自分を愛し 誇れる立ち位置へと戻ってゆく

胸に幸福が沁みいるような清々しい神秘~


晩夏は 清涼なご自愛の中で 

大天使ジェレミエルの左クルクルのおまじないで


今までの記憶を統合し 緩め 開放し~

本来の魂の立ち位置へと思い出し戻ってゆく

原点初心回帰のノスタルジックに

柔らかく 委ねられますように。


本日は私の何気ない小さな頃の思い出話に

お付き合いくださり 
ありがとうございます⁀⁀



Love and Light.